フェイトママのお風呂タイム | 八屋
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フェイトママのお風呂タイム

   
 仕事を終え、くたくた状態で帰ってきたなのはがベッドの上に沈んだのは三十分前の話。
 
 確か……午後七時半かな?
 
 相当に疲れていたようで、数十秒と経たないうちに眠りについていた。
 
 ゆっくり休ませてあげるために、私が部屋を出て行ったのが二十五分前の話。
 
 今日の晩御飯の当番は私、フェイト。
 
 晩御飯の時間は決まって八時。ちょっと作り始めたのが遅かったせいで、まだ出来てない。
 
 幸いなことになのはは疲れて寝ているし、ヴィヴィオは教会でお泊り会だ。
 
 もう少しじっくり調理を楽しんでいても大丈夫だろう。
 
 
 最近、お料理を作ることが楽しくてしょうがない。
 
 なのはやヴィヴィオが美味しいって言ってくれて、もっと美味しいものを作ってあげようと頑張っていたらいつの間にか料理が好きになっていたんだっけ。
 
 はやて(一応私の料理の先生なんだ)からも上達してきたって言われたし、
 
 今日はヴィヴィオがいないけど、手は抜かないぞ――、
 
「ママ〜! なのはママ〜!」
 
 意気込みを入れたところで、いないはずのヴィヴィオの声がリビングに響いた。
 
 慌ててリビングに向かうと、泥まみれのヴィヴィオが部屋の中を行ったりきたりしている。
 
「ヴィ、ヴィヴィオ……大声出してどうしたの? それよりも、教会、お泊り会は?」 
 
 あぁ、そんな汚れた格好で走り回らないで――。
 
 そ、その前に、教会は? ま、まさか、抜け出してきたとか……、だとしたらシャッハに連絡を――。
 
「あ、フェイトママ。ただいま〜」
「うん、おかえりヴィヴィオ――って、違うよ。いや、違わないけど。お泊り会はどうしたの?」
「お友達がお熱出しちゃったから、お泊り会中止だって。シスターシャッハにそこまで送ってもらったの。ちゃんとありがとうございましたーって言ったよ?」
 
 中止、か。わざわざ送ってもらわなくても迎えに行ったのに……。後でシャッハにお礼を言っておかないと。
  
「お礼、言えたんだ、えらいね」
 
 それにしても、ヴィヴィオはだんだんしっかりしてきたなぁ。
 
 なのはに似てきたのかもしれない。
 
 でも、今は、そんな事を思っている場合じゃないよ。
 
「ヴィヴィオ。なのはママはお仕事で疲れてお休み中。静かにしててあげてね。もうすぐご飯出来るから、先にお風呂に入っておいで」
 
 どれも真実ではあるが、私が今一番思っていること、それは、
 
 その汚れた服、放っては置けない! 早く洗濯、洗濯機に! ということだ。
 
 最近主婦心がわかってきたのか、こういうことを思うようになってしまった。
 
 悪いことじゃないよね?
 
 
「…………」
「どうかした? ヴィヴィオ?」
「……一人じゃ髪の毛洗えない…………いつもなのはママが洗ってくれるから……」
 
 そういえば、普段はなのはがヴィヴィオをお風呂に入れてたっけ。
 
 なのはよりも私の仕事が遅い時のほうが多いから、そうなっちゃうんだけど。
 
 今、なのは寝てるし……。私が入れるにしても晩御飯作っている途中だし……。
 
「わかった。それじゃあ先に入ってて、晩御飯作ったら私もお風呂に入るから」
「今日はフェイトママが髪の毛洗ってくれるの?」
「うん。だから、ね?」
「うんっ!」
 
 とたとたとお風呂場に向かうヴィヴィオを見送って、寝室を覗いてみる。
 
 うん。なのは、寝てるね。さっきの大声で起きたんじゃないかって少し心配したけど、大丈夫そうだ。
 
 さぁて、と、ちゃっちゃと作っちゃって、お風呂に入ろう――。
 
「…………」
 
 そういえばさっき、じっくり作ろうとか言ってたっけ、私。
 
 新たに出した食材で調理場は凄いことに……。
 
 よし。後でやろう。うん。大丈夫。お風呂から上がっても十分もあれば直ぐに出来るよ。多分。
 
 
――――
 
 
「お待たせ、ヴィヴィオ」
「あい〜♪」
 
 さて、と。
 
「おいでヴィヴィオ。洗ってあげるから」
「は〜い」
「痛かったらいってね」
 
 なのはと違って、私はヴィヴィオの髪を洗ってあげるのなんて久しぶりだからなぁ。
 
 優しく綺麗に丁寧にやってあげないと、髪の毛が痛んじゃうし……。
 
 むむむ……自分のことだとそんなに気にならないのに……参ったなぁ。
 
 とか何とか言いつつ、しっかり洗ってあげられた。
 
 洗い流した後は……タオルで髪をまとめて、と。
 
「はい、お終い。痛くなかった?」 
「うんっ! えへへ〜」
「ん? どうしたの?」
「フェイトママと一緒に入るの久しぶりだから、ちょっぴり恥ずかしくて、とっても嬉しいんだ〜」
 
 そう、だね。久しぶりだもんね。
 
 嬉しいこと言ってくれるなぁ、ヴィヴィオ。
 
「うん。私もだよ」
 
 そう言って微笑んであげると、ヴィヴィオもまた微笑んで返してくれた。
 
「さ、体洗うから、立って」
「ママ」
「んー?」
「洗いっこしよー」
 
 洗いっこ? あぁ、小さい頃なのはたちとやってたあれだね。
 
 はやてもアリサもすずかもいて、皆で並んで洗いっこしてたんだっけ。懐かしいなぁ。
 
 
「うん、いいよ」
「それじゃあねー、ママから洗ってー」
「結局、先に私が洗うんだね……」
 
 こういうときは言い出しっぺが先に洗うものだと思うんだけど、まぁいいか。
 
 痛くならないように、石鹸を十分に泡立てて、よし。さぁ行こう。
 
「く、くすぐったいよ、ママ」
「我慢我慢。先にやってって言ったのヴィヴィオだよ?」
「う〜」
 
 人にやられるとくすぐったいっていうのは本当で、この後私もヴィヴィオに散々くすぐったい思いをさせられることに。
 
「ヴィ、ヴィヴィオ……そこはッ――」
「駄目ー、ママもやったんだから、ヴィヴィオもやるのー。なのはママは駄目って言わないよー」
「ぅ……仕方ないな…………ひゃぅ!」
 
 力が弱い分、それが逆に――!
 
「も、もういいよ、大丈夫、ありがとう」
「駄目ー」
 
 
 自分でやるって言ってるのに……。
 
 人にやられるとくすぐったいんだよー。
 
 ということで、「脇」洗い合戦が始まり、しばらく脇以外の部分を洗うことが無くなった。
 
 私は何をむきになって……。
 
 
「ふぅ……それじゃあ入ろうか」
「うん」
 
 まだ脇がくすぐったい……。
 
「はぁ〜……」
 
 やっぱりお風呂は気が休まっていいな。
 
 のほほんとしていると、向かい合いながら湯船に浸かっているヴィヴィオがジーッと私を見ていることに気がついた。
 
「なーに?」
「そっちにいっても、いい?」
 
 なんだ、そんなことか。普通に近寄ってきてくれてもいいのに。
 
「いいよ。おいで」
 
 で、よってきたのだけれども。
 
 普通に、足の間に座り込んできたよ。
 
 んー。なのははいつもこうやっているのかなぁ。
 
 まぁ、いいか。
 
「フェイトママ」
「んー?」
「フェイトママは、なのはママと同じにおいがするね」
「臭い?!」
 
 ちょ、ちょっと待って。何? 臭うの? 私、臭うの? なのはと同じ? それはつまり私がなのは臭いって事? なのは臭?!
 
「優しい、良い香り」
「あ、あぁ、なんだ、匂い、ね」
 
 び、びっくりした。
 
 なのは臭じゃないにしても、この歳でもう体臭持ちかと思ったよ……。
 
「そっか……なのはと同じ匂い……ヴィヴィオは、私がなのはの香りだと、嫌?」
「ううん。全然嫌じゃないよ。大好き」
 
 大好きとは……、ならむしろ私の香りは嫌いだと? そう言っているようにも聞き取れるんだよヴィヴィオ。
 
「フェイトママはヴィヴィオのにおい好き?」
 
 においが好きって……。
 
「におい、かぁ……う〜ん」
 
 においって、そんな簡単に判断できるものじゃ……あ。
 
「ヴィヴィオも、なのはママと同じ匂いがするね」
 
 いつも一緒にいるからかな? そんな感じがする。
 
「なのはママのにおいがするの?」
「うん。でも、なのはママのにおいじゃなくても、私はヴィヴィオのことが好きだよ」
「本当に?」
「本当に。ヴィヴィオは私のこと、嫌い?」
「ううん、大好きっ!」
 
 嘘と濁りの無い、透き通った瞳で私を見つめながらそう言う。
 
 なんて可愛らしい子なんだ。流石は私となのはの子。
 
 堪らず私は、ヴィヴィオを抱き締めた。
 
「く、苦しいよ、フェイトママぁ〜」
 
 とか何とか言って、くすぐったそうに微笑むヴィヴィオ。
 
 私はしばらく抱き締めたまま、離さないでいた。
 
 
「それじゃあ、あがろうか――」
「ちょ〜っと待ったぁ!」
 
 私がお風呂から上がろうとヴィヴィオに声をかけていると、ガラッとお風呂の扉が開いた。
 
「フェイトちゃ〜ん。な〜に一人でヴィヴィオを独占してるのかなぁ? ずるいよ〜?」
 
 寝ているはずのなのはが飛び込んできた?!
 
「な、え、ちょ……いや、寝てたよね? 寝てたよねー?!」
「問答無用!」
「きゃ〜♪」
 
 その後、私たちはのぼせるまでお風呂に入っていた。
 
 
 のぼせながら、また、ヴィヴィオとお風呂に入りたいなぁなんて思いを馳せる、私、フェイトでした。
 
 
 フェイトママのお風呂タイム 完
 
 
 あとがき
 ↓

 
 どうもみなさんおはこんばんにちは〜。
 
 眠い、眠いんだ今畜生ってことでわいてないお風呂に特攻決めて全力ガクブルしている神八です。
 
 今回は……ヴィヴィオとお風呂に入っているという神夢を見たので、これは書かざるを得ないということで書きました。
 
 後悔はしてません。夢の中で延々と髪を洗っていたということに後悔しています。
 
 ということで、フェイト×ヴィヴィオでしたー。
 
 なのはさんは、一瞬でしたが。があれば問題ない。
 
 ていうか、そろそろリリマジ6のためのSS本作らないと・・・・
 
 頑張ります♪
 
 まぁ受からなかったらここにうpるんで、どっちみち無駄にはならないかと・・・・
 
 そう信じ込んでいる次第であります!
 
 すいません。あとがきになってません。
 
 ということで
 
 ばいに〜♪

| 神八 | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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